2012/02/15

「私という運命について」 白石一文

往復3時間の自由(通勤)時間。 読書量が増えました。

白石一文。 好きな作家のひとりです。
「私という運命について」を読みました。

すごく良かった。
主人公の生きてきた時代が、ほぼ同じだったこと
新卒で入社した会社の場所や新潟の酒屋等々・・・
共通点がいくつかあり、感情移入しやすい性格もありますが、のめりこむように読み終えました。

日々過ごす中で感じる、予感のようなもの
違和感。。 どうにもならない流れのようなもの・・・ 
どうしてあの時、捨ててしまったんだろうという後悔や
あきらめきれない思いなど、作者は男性なのにどうしてこんなに女性の気持ちがわかるのだろうかと
不思議に思うほどでした。

良い見ごたえのある、お話でした。

ラストシーンは家で読めば良かったです。 
車中で涙があふれそうになりました。
しばらく余韻にひたりたいと思います。

主人公、亜紀は今、どうしてるんでしょう。。。

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