2008/11/21

「夏の光」 田村優之


友人に紹介してもらった「夏の光」という小説を読みました。
本を手にした時、まず油絵で描かれたような海辺の絵が懐かしい気分にさせてくれました。10代、20代の頃、よく訪れた鎌倉の海を思い出しました。
本を開き、一ページめに描かれている情景が映画のワンシーンのように頭に浮かびました。キャンバスに描かれた油絵の具の匂いが漂ってくるかのようでした。ふと、高校時代に在籍していた美術部のあの部屋の匂いや部室からみた風景もよみがえってくるようでした。
債券のアナリストとして活躍する宮本修一。高校時代の親友でありライバルだった有賀。恋人の純子。そしてあの夏の事件。封印していた過去がよみがえり、怒涛の真実。 後半の展開は涙が止まりませんでした。
完成度が高く、それでいて文章がさらっと心地よい。
登場人物の「心」が、深々と降って積もるように感じられました。感情移入しすぎですね。

ただ、経済知識に乏しい私には専門用語が並ぶと少し辛い部分もありましたが、いい年だし、一般常識として学ぶ部分も多いように思いました。
経済通の作者ならではの一面も、この小説の面白みなのでしょう。

小説のしめくくりもすばらしい。 号泣させておいて、こんな安堵感を与えてくれるとは、なんてすごい作者なんでしょう。 感動しました。どうもありがとうございました。

そして・・読み終えて再び本のカバーに目をやると、それはきっと修一達の夏の思い出の「画」なのだろうと思うのであります。

リエちゃん、紹介してくれてほんとにありがとう。

2008/11/20

健康診断

毎年1回、健康診断を受診しており・・今月の初めに行ってまいりました。
生活習慣病総合検診。 マンモグラフィもね、今年は2度め。
でもって今日結果が届きましたー。
体重はね、多いんです。 減らさなくちゃいけないのはわかっております。
メタボはセーフでした。 ホっ。

主人も両親も「嘘だろ」と言うに違いありませんが、糖質も、糖代謝も判定はAでございます。
しかし・・・・ 今回血液検査がひっかかりました。
要治療・要受診だって。
血色素量:低値、ヘマクリット:低値・・ 貧血ってことなんでしょうか?

そういえば大昔、高校生のころ献血しようと思ったら貧血だからできませんって断られました。
それから献血したことないんです。
妊娠時も貧血で注射をうちましたっけ。

明日からプルーン食べよう。 納豆とかよさそうだし。ひじきにほうれん草に。。 やっぱ病院行かねばだめかしら。。

2008/11/18

成長したんだなぁとしみじみ


今日は少し暖かいけれど明日から寒くなるようですねぇ。
気づけば11月も半ばを過ぎてました。。。
今年は12月の中旬に、娘のバレエの発表会があり、このところの土日祝は、ほぼお稽古ざんまい。平日も夕方からお稽古あり、まだ送迎が必要なので、フルタイムで働きながら通わせるには限界を感じはじめております。
バレエの先生はすごく厳しい。こんなに叱ってくれる先生もイマドキめずらしいかもしれない。礼儀や言葉遣いにもゲキが飛びます。
通って2年。 先生の喝によく耐えてきたものだなと思います。

また、中高生、大学生の美しい先輩に優しく指導してもらえるのが、娘は嬉しいようです。
「きっと、先生にちっちゃい頃からいっぱい怒られてきたから、小さいわたしたちがあんまり怒られないようにって教えてくれているんだね」と理解しているようです。

自分が間違えると、指導してくれるおねーさん先生が「指導の仕方が悪い」と怒られるから、がんばらなくちゃと思うらしい。

一人っ子で甘えん坊の娘には、きっと良い経験なのだろうと思うようにもなりました。本人が続ける意志があるうちは、なんとかがんばって通わせたいなぁと思っています。

いやーこんなに発表会の準備が大変だとは思っていませんでした。 
母親は舞台の裏方を担うので、たぶん当日はゆっくり観ることはできないでしょう。。残念。
これから小道具を作ったり縫ったりもあるようで、韓ドラみてる場合じゃなくなりそうですぅ。

そんな中、近所の神社に七五三のお参りをしてきました。幼児だと思っていたら、ずいぶんお姉さんになったんだなぁと感慨無量でした。

2008/11/10

コーヒープリンス1号店


コーヒープリンス1号店を見終えました。★★★★☆
すっごく面白かったです。 面白くて、先が気になって4日間ぐらいで見終えてえてしまいました。
BSで放送されたものを録画しておいてどどどーっとみたのですが、カットシーンが多いようで??な部分もありました。ノーカットで見たかったー。 レンタルでもう一回みようかしらん♪

もともとコーヒー大好きなのですが、このドラマの影響か?このところコーヒー飲みすぎです。

男の子に見間違えちゃうウンチャン(「宮」のウネちゃん)。父を亡くしてから一家の大黒柱として、テコンドーの師範&ジャージャー麺の出前のバイト&牛乳配達&ぬいぐるみの目をつける内職&栗の皮むき・・・・ アルバイトざんまいの生活。 一方ハンギョル(コン・ユ)は食品会社を経営する祖母のバックアップで海外で留学しー 働きもせず30歳を迎えている。この二人を中心に、カフェ、コーヒープリンス1号店で働く仲間達や、家族の絆、『もしかしたらゲイ?』と悩むハンギョルの苦悩」や、自分がほんとに学びたいことに気づくウンチャンなどなどが良いテンポで描かれています。
「ファンタスティック・カップル」より私はこちらが面白かったです。



コン・ユはこれまで映画でそれほどピンときませんでしたが、このドラマで大ブレイクというのはうなずけます。 天真爛漫で笑顔がすごくいいです。

ハンギョルがずっと片思いしている女性に、具合悪いときに作ってあげたマスタードスープ。
実は私も月曜日から風邪で高熱だしたり、強い咳が続いているのですが。。。あのマスタードスープをハンギョルが作ってくれたら治るのになぁと妄想しています。

ミニョブ役のイ・オンさんは、今年バイクの事故で亡くなられたそうです。
とてもこれからが楽しみな俳優さんだとこのドラマで思いました。 優しくて暖かくてユーモアもあって。
ご冥福をお祈りいたします。

2008/11/09

ストロベリーハート


イチゴのフルーツチップをいれて、ハート型に成形したパンを焼きました。
大きさは子供の手のひらぐらいの大きさです。
仕込み水は牛乳多め。 爽やかな甘味のあるパンです。なかなか可愛くできました。
強力粉ははるゆたかブレンド。 ふんわり、もっちりした食感です。

2008/11/05

ファン・ジニ



ファン・ジニ(全24話)を観終えました。 ★★★★☆
興味のあるかたはぜひリンクからHPをご覧ください。

http://jp.youtube.com/watch?v=_CwVYLjdzRo こちらのYouTubeも素敵です。

映像はすばらしく美しく、ストーリーは切なく、音楽も心に残るものでした。 
舞踊の厳しさをこのドラマを通じて知ったように思います。
印象に深く残る作品となりました。
両班の父、キーセンの母の間に生まれたチニ。 寺に預けられ修行していたのに、ふと見かけたキーセンの舞に心を奪われ、寺を抜け出し、教坊の扉をくぐり、童妓として厳しい修行を重ねていきます。
初恋と別れ。 両班や恩師に向けた憎しみを糧に音楽、舞、詩や墨絵にも才能を発揮し、美貌も手伝って天下のキーセンと成長していきますが、その心閉ざされたまま。
女としての幸せをつかもうとするが、舞をすてることはできないチニ。 舞に対する考え方も次第に変化していきます。

ファン・ジニを演じた、ハ・ジウォン。 「チュオクの剣」から素敵な女優さんだなぁと思っていましたが、この「ファン・ジニ」でも美しく勇ましい女性を見事に演じています。
娘が通うバレエ教室の先生も、ものすごーーーーく厳しいのですが、ファン・ジニの師匠である、ペンムと姿が重なりました。 厳しい指導の言葉もとてもよくにているもので。。。。 先日も「群舞では息をあわせて」とまるでペンムそのもののセリフが。。
『あー なんでも韓流に重ねるのは私の悪い癖』と反省。笑

個人的には、前半のほうの、チニ&若様のお話に心を揺さぶられました。
いつもながらに、号泣。

最後の2話は、時間が足りなかったのか少々はしょっている印象があり、残念です。
踊りを趣味としているかた、生きがいとしている方はきっとどっぷりはまることと思います。

キャロットヨーグルトブレッド

まだ試作の段階ですが、朝食向けの人参のケーキのようなパンのようなものを作りました。
牛乳ではなく、ヨーグルトを使い、糖分とオイルはうーーーんと控えめ。
人参が1本すりおろして入っています。
食感が不思議。 もっちり。少しベイクドチーズケーキのような、米粉は使ってないけど入ってるようなかんじです。
焼き上がりはふっくらしていたのに、まるでチーズケーキのように、だんだんしぼんできてしっとりしてきます。レーズンもたっぷり入っているので、抗酸化作用高めに仕上がっているといいなぁ。
170度で30分ほど焼いてこんなかんじ。
しっとりもちもち感がわかるでしょうか。 たぶんすごくヘルシーだと思います。