2007/08/12

「フラガール」

昭和40年、福島県いわき市の炭鉱町が舞台
男だけでなく女達も選炭婦として働いていた。しかし時代は、石炭から石油へとかわってきており、閉山が相次いでいた。この危機を救うべく、炭鉱会社は巨額を投じて「常磐ハワイアンセンター」の設立を決定した。 

家族のため、町のため、そして自分の将来のために、炭鉱町の娘達は恥ずかしい姿で踊るんじゃないかと不安を抱きながら、フラダンサーへの第1歩を踏み出す。そしてプロダンサーの厳しさ、踊る楽しさ、チームワークを学びながら成長していく。

フラダンスの教師として招かれたのは、本場ハワイでフラを習い、SKDでトップダンサーだった「まどか先生」。最初は性悪でプライドの高い東京女だった彼女だが、娘達の純粋でひたむきな姿によって彼女自身も変わっていく。

実話だそうです。

★★★★★
ティッシュ10枚分ほど泣きました。邦画でこれほど泣いたのは「ALWAYS 三丁目の夕日」以来かもしれません。そして、「ALWAYS・・・」より「フラガール」のほうが私は好きな作品となりました。
この作品は、炭鉱町のド素人の娘達がフラダンサーに育っていく過程を描くだけではなく、時代背景や、娘達の家族の心の動きなど、丁寧に描かれていると思いました。誰もが一生懸命に生きてる、その姿に感動してしまうのだと思います。
蒼井優はもちろん良いのですが、松雪泰子が特にすばらしいと思いました。凛としたオーラ、美しさと共に『いろいろあったんだろうな』と思わせるほころびた雰囲気も上手くでてるように思いました。ダンスのシーンは圧巻です。
ネタバレになりますが、生徒の一人がフラ習得に反対する父親に殴られて傷だらけになった姿を目にして、まどか先生激怒。父親のいる男風呂へ駆け込み狂乱するシーンはとても印象的でした。
フラダンスも方言も出演した方々、猛特訓だったんでしょうね。
がんばる勇気をもらいました。この映画観てよかったです。
ターボジャムで体をしぼったあかつきには、私もフラ習ってみたいと思いました。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

この映画を観た人が「私もフラをやってみたい」
と言ってくれるのが、うれしいです。
この映画には
‘フラは、本当に大切なことを人に伝える手段’
だということがちゃんと描かれていると思いました。

ターボ・ジャムも好調のようですね、姉御!

akiko さんのコメント...

フラの動きに、手話のような意味があることをこの映画をみて始めて知りました。

yukiちゃんやLeiちゃんが魅了されている理由をこの映画をみて気づいたような気がしています。