2011/10/12

腹腔鏡下子宮全摘術 その5 - 術後2日目~術後4日目 -

術後2日目
深く眠れず・・朝5時過ぎには起きて、トイレ歩行。
「あれ?昨日より痛くない」 そう実感しました。
前かがみにゆっくり歩きましたが、お腹の痛みは少し減っていました。
手術直後が痛み「5」なら「2」ぐらいに。

ヘアバンドをして、洗顔フォームで顔洗ったり、気分をすっきりさせようとしました。
朝食は全粥。 たくさん食べるとお腹が張るような緊張がありました。
あまり食欲はありませんでした。

朝、抗生剤の点滴。
午前中に尿管造影がありました。 造影剤の注射をして、CTを撮りました。

この注射の後、ちょっと気持ち悪くなったけれど
注射のせいなのか・・・お腹がすきすぎてるのか?


お昼から常食。 ご飯はほぼ食べれず、おかずだけ食べました。
動かないから、お腹すかないんですよね。

そして、シャワーOKになりました。 
髪を洗いたかったので、このOKは嬉しかったです。

お腹の傷の上にはビニールテープを貼ってもらいました。
留置されてる点滴針はネットの上にビニール袋?をぐるぐる巻いてテープで留めて、濡れないようにしていただきました。

温かいシャワーはとても気持ち良かったです。髪を洗ってドライヤーして気持ちもすっきりしました。
夕方、学生時代からの仲良しが読み切れないほどの雑誌やお菓子をもってきてくれました。

入院した病院は「生花と食べ物の持ち込みはダメ」なのですが、彼女は病院に電話して聞いてくれたそうです。 病院側は患者に食事制限がでているかどうか、同室の人に迷惑かからないか等確認してくださったようです。

 いただいた雑誌の1部~。
「空カフェ」。とても気に入ってしまいました。 焼き菓子も美味。

たわいもないおしゃべりでとても和みました。
仕事もバリバリこなし、彼女も幾度もの困難を乗り越えた今、とても幸せな笑顔をしていました。
相変わらず若く可愛いので、私も退院したら負けじと磨かなくちゃと思いました!

夕方、最後の抗生剤の点滴がありました。 終了後、右腕に留置していた針も抜けました。
両腕に針の跡や、血圧計でついた跡・・ 腕をだす季節だと痛々しいかも。

夜中の2時過ぎまで寝つけず・・・ 消灯後は携帯で小説を読みつつ睡魔を待っていました。
夜、咳がでて、お水を飲んだり、のど飴でしのぎました。

術後3日目

あまり眠れないまま朝になり、トイレ歩行。
昨日とあまり痛みはかわっていない状況。 
予定では明日退院。
このまま退院しちゃっていいのかと不安になりました。 
歩くと、がまんできる程度の痛みがお腹にひびくかんじでした。

投薬も点滴もなく。。 検温と血圧測定の時に、傷の状況と、腸の動きを聴診器で確認がありました。
久しぶりのパンの朝食が嬉しかったです。

やっと胃腸の働きを活発にする漢方の効果がありました。 これで腸の働きも大丈夫と確認。
ただ・・・効果があり過ぎで・・ お腹をこわすほどに。
1日3回食前に服用する漢方でしたが、調整して減らしてOKとのことでした。

執刀医の先生が「予定通り明日退院でOKです。」と。

なかなか眠れないと伝えると、どうしても眠れない時は処方するよ とのことでした。

お昼ご飯もおかずしか食べれず・・ やっぱり運動量がないからお腹すかないんですよね。

夕方、仲良しが顔みせてくれました。
女性ホルモンを活性化させるには、豆乳? ざくろジュースだよー なんて話をして。
仕事だけじゃなく、楽しかったり幸せだと思ったり・・・そういう時間をこれからももたないと、女として枯れちゃうよねーなんて話して。。。 楽しい時間でした。

夜、また眠れず・・・ 眠れるお薬を処方していただけばよかったと後悔。

術後4日目(入院6日目)
朝食後、ゆっくりとお片づけ。 
手術直後に比べればかなり動けるようになってることに気付きました。
ベッドから起き上がる、ベッドから降りることは不自由なくなってきてました。
歩くとお腹に響く痛みはまだあるけれど、歩くスピードは通常よりやや遅いぐらい。

そうそうお腹の傷ですが。。。
当初、「きっと腹腔鏡の手術だと切った所はバチンってホッチキスみたいなもので留めるんだろうなー」と拝見したブログの画像を頭に描き、そうなってるものと思っていました。(怖くてみれなかったけど)

看護師さんに「ホッチキスのようなものでとまってるんですか?」と聞いてみました。
「表面はほそーいテープで留めてるだけですよー」と。???

そして退院する前に、傷口の上の細いテープの上にに貼られて白い絆創膏のようなテープははがされます。

「傷口に細いテープが貼ってあります。 徐々にはがれてくるけれど、はがれても大丈夫。もう傷口はふさがってますから」との看護師さんのお言葉でした。

帰り道、車がゆれたり、細かい振動がちょっと辛かったりしました。
荷物はキャリーバッグにしてよかった。 重さのあるものを持つのはちょっと恐怖がありました。

手術までの日々は不安で長かったけれど、5泊6日の入院生活はこうして終わりました。
術前に「知り合いに同じ手術をした人がいるけれど、簡単に終わるらしいし、心配ないわよ」と言われたことがありました。 慰めるための言葉だとわかっていても、これはきつかったです。

初めての手術、全身麻酔に対する怖さ。。。喪失感をもつのだろうか、術後今までと変わってしまうのだろうか?という不安等々。
この手術を簡単に考えないでいただきたいと思います。
身体だけでなく、精神的にも女性にはつらいものです。

もしこれを読んでくださってる方の身近に、同じようにこの病と向き合っている方がいたら、「安心して手術を受けれるように助けるよ」そんな言葉をかけて差し上げてくださいね。

0 件のコメント: