2009/09/09

「ノーボーイズ、ノークライ」


ノーボーイズ、ノークライ」を観てきました。
この作品、劇場で観たかったんです。

なぜなら・・・「ジョゼと虎の魚たち」、「メゾン・ド・ヒミコ」の渡辺あやさんが脚本担当です。この2本の作品の全体の構成、特に終わり方がすごく好き。

そして、ハ・ジョンウが主演ということ。
「プラハの恋人」以来、注目している俳優さんです。深みのある演技をされる魅力的な俳優ですね。
あらすじは、韓国と日本のチンピラ二人。
幼い頃に母に捨てられたヒョング(ハ・ジョンウ)。恩人と思っていたおじさんに、麻薬の運び屋を知らぬ間にやらされていた。 

ボケている祖母と、子供3人(1人は重病)を抱える妹の面倒をみるために、お金のためならなんでもやる男、亨(妻夫木聡)。 普段は韓国語できないフリをしているのに、勉強して実は堪能なのだった。
ヒョングは亨の罠にはまり、組織に追われることになり、そんな中、二人の間には友情が芽生え、ヒョングもなぜ母が自分を捨てたのか、その答えに気づくことになる。

そして・・・・・。

**********************************
最初のシーンは釜山! もうテンションあがりまくりでした。


↑は私が泣きそうになったシーンです。ぐっときましたー。
ヒョング「お前は家に帰れ」

組織に追われている中、商店街?の喉自慢で二人が飛びいり参加するシーンがあります。
二人が歌う、「アジアの純真」もなぜかジーンとこみ上げてくるものがあるんですよ。
誘拐された娘の役で、「犬とオオカミの時間」でアリの父の後妻だったチャ・スヨンさんがでてました。
スタイル抜群ですね。

ラストシーンも美しくて、悲しくて、素敵でした。
エンドロールで、再び二人の王子の笑った顔が観たかったです。。観れなかったけれど。

インタビューでハ・ジョンウが「大人のための童話」と言っていた意味がよくわかりました。
チンピラだと思っていた二人は、実は王子だったんですね。
観てよかったです。★★★★★

映画の後、キムチがとても食べたくなりました。

0 件のコメント: