2010/06/28

戦国時代の本にはまっています。前世武士だから?


「小太郎の左腕」 和田竜 著
友人からおもしろいという話を聞いて、図書館で借りて読みました。
戦に種子島(火縄銃)が用いられるようになった戦国時代が舞台。
伝説の忍びの末裔である小太郎。 
神業のような射撃の腕をもつ。
彼を育てる祖父は、小太郎が戦場にかり出されることを恐れ、村でひっそりと暮らしていた。
心優しく、人と争うことを知らぬ小太郎は、少し足りないと馬鹿にされるほどでもあった。
運命なのか、半右衛門と知り合い、召抱えられ、左利き用の種子島で戦場にでるようになってしまう。
心から信頼できるの人物は好敵手であったり、忘れられない初恋があったり。。憎むべき敵にも、通じる心があったり。
すごくおもしろかったです。 もう一度読みたいと思っています。
坊殿と呼ばれる半右衛門がとても魅力的な人物でした。
映画化するなら、坊殿は、渡辺謙さんに演じてほしい。
情が深く、潔い、男の中の男。


まさに「ツボ」な本だったので和田竜さんの「のぼうの城」も借りて読みました。

豊臣秀吉が北条氏の小田原城を落城させようとしていた頃が舞台。
こちらも戦国時代のお話です。
北条の支城の1つである忍城。
城主である成田氏長は北条に従うように見せかけて、
裏で豊臣へ内通しています。
北条には、参戦しているようにみせかけ、豊臣がせめてきたら抵抗なく開城せよと下知。
しかし・・・総大将になってしまったのぼう様こと長親は戦を選択。
成田長親は、でくのぼうと思われていた男。
石田三成率いる二万を超える軍勢に対して、百姓を含めても二千強あまりの成田勢。
最初は登城することに抵抗していた百姓たちが、のぼう様が大将と聞いて「俺達が助けてやらなくちゃ」と思うあたりがおもしろい。
でくのぼうのようでいて、実は大きい器の持ち主だったのだろうか。。
上に立つものは、威圧的に従わせる技量より、
上下問わず隠し事なく、支えあおうとする「心」をもつことが何よりも強みである。。
そんなことを教えてくれる本でした。

映画化されるらしいですね。
のぼう様は野村萬斎。 ちょっと本のイメージとは違うかな。
だって萬斎さんは素敵でしょ。のぼう様はもっとイケてないかんじですから。
しかし・・丹波(佐藤浩市)、和泉(山口智充)、靭負(成宮寛貴)はイメージ通りです。
甲斐姫は誰になるんでしょう。 
黒木メイサあたりが個人的には希望です。
JAC仕込みの殺陣のかっこよさ、きっと映えると思うんですけどね。
三成も誰が演じるのか気になります。
かぞう役は、無理だと思うけど、東国原知事がイメージです。
関東七名城の1つである
忍城
訪れてみたいなぁ。。

0 件のコメント: